看護師の収入水準

看護師の年収は初任給でも350万円〜400万円程度、3〜4年経験を積んだところで400万円〜500万円程度となります。
この100万円の幅は、外来勤務か病棟勤務か、夜勤シフトがどのくらいの割合で入るか、二交代制か三交代制かによって変わってきます。
経験が重視される職業ですので、一般的には経験年数によって給与は一定水準で上がります。
同じ専門職とはいえ、エンジニアはチャレンジして大きな業績を上げれば大きく評価され、失敗したとしても一定の評価は受けられます。何もせずに進捗を遅らせる要因となった場合は評価が下がります。
看護師の仕事は、人命を扱う仕事ですので、失敗するリスクのあるチャレンジをされても困ります。施設内で何事もない日常を支えているのが看護師です。経験が長いほど、様々なケースに立ち会い、その対処も心得ていく、経験値がものをいう落ち着いた専門職です。
ですので、一般の専門職に比べると、平均以上の給与水準といえます。

ただし、経験数と給与の上がりは直線的であり、能力次第で若いうちから高級を取れるエンジニアのようにはいきません。また、専門性を高めた専門看護師などにクラスチェンジしなければ、看護師のトップである師長(婦長)になっても、年収は700万円程度と一般企業の課長クラスの収入で頭打ちとなります。

看護師という重労働かつ命を扱う神経を使う仕事でありながら、この年収で安いと思うか高いと思うかは人それぞれ、お互いの立場になったわけではありませんので、一概にはいえませんが、働き初めて10年以内に500万円以上の年収を得ようとすると、どの職業でもそれなりの苦労はかかるのではないでしょうか。